レポート テーマ「賞味期限」

牛肉やブランド鶏の偽装に始まり、消費期限や賞味期限の書き換え、料理の使い回しなどなど、
食に関する悪い報道が絶えないが、一方で家庭内での食の安全は、どう意識されているだろうか。
賞味期限や食材が傷んでいないかのチェックは、この時期とくに重要である。
新鮮なものを安全に食べるためにも、改めて賞味期限についての知識を深めてみてはいかがだろう。
食品の期限表示には「消費期限」と「賞味期限」の2種類がある。
| 消費期限 | ・・・ | 定められた保存方法で品質が急速に劣化する食品には、衛生上の危害が生じる恐れのない期間が年月日で表示される。 (お弁当・惣菜・調理パン・生菓子など) |
| 賞味期限 | ・・・ | 定められた保存方法で品質の劣化が比較的穏やかな食品には、食品の保持が十分に可能な期間が年月日で表示される。 賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないので、おおよその目安として考えることができる。 (玉子・ハム・ソーセージ・冷凍食品・レトルト食品・スナック菓子など) |
消費期限が表示されているものについては、その期限を守って食べるか廃棄し、賞味期限が表示されているものは、厳密にその期限を守る必要はないということだ。
身近なところで、冷蔵庫の中をのぞいてみることにしよう。
多くの家庭で常駐品といえばまず牛乳だが、牛乳の賞味期限とは10℃以下で冷蔵保存(常温保存可能品は常温保存)した場合の未開封状態で、安心して美味しく飲める期限。
低温殺菌牛乳には消費期限と表示されているものもあるが、これは日持ちしないので表示された日までに飲みきること。
いずれも開封してしまうと、賞味期限・消費期限の日付は無効である。期限に関わらずなるべく早く飲みきることだ。
ハムやソーセージも同様、開封したら賞味期限に関わらず、2〜3日で使いきった方がいい。
これらもあくまで賞味期限は未開封時のものである。
ただしソーセージは冷凍保存なら1〜2ヶ月は大丈夫だ。
玉子の賞味期限は、生食を前提としたもので、賞味期限が経過した玉子は加熱して食べた方がいい。
ちなみに、ご存じの方もおられるだろうが、玉子をより新鮮な状態に保つには、とがった方を下に、丸みの大きい方を上にしておくといい。
これは丸みの大きい方にある気室に細菌が繁殖しやすいために、そこから黄身を遠ざけるためだとか。また乾燥を防いだりあまり振動を与えぬように、さらに玉子に他のにおいが移らぬよう、新聞紙で包んだり買ってきたパックの状態のまま保存するといいらしい。
納豆はどうだろう。
納豆はさほど賞味期限を気にすることはないのだが、味は落ちる。
また納豆が誇る栄養成分も時間が経つにつれ減少していく。
これは粒が小さくなればなるほど顕著で、賞味期限も小粒になるほど短い。
マヨネーズやドレッシングは、開封後は冷蔵保存で1ヶ月以内に使い切るようにしたい。
めん汁は勘違いされる方が多いようだが、醤油などの調味料とは違い、ストレートタイプのものなら開封したその日に使い切るのが望ましい。(長くても冷蔵保存で3日以内)
濃縮タイプのものでも、開封後冷蔵保存で2〜3週間程度。
飲みかけのペットボトルを冷蔵庫の中に入れる人もおられるだろうが、口を付けたペットボトルは冷蔵保存しても雑菌の繁殖は防げないので、開封したらできるだけその時に飲みきった方がいい。
一度に飲みきれないなら、コップに注いで飲むこと。それでも開封後は、その日のうちか翌日までに飲みきる。
米を保存する場合も冷蔵庫をお勧めする。
米は当然精米したてのものが美味しいわけだが、保存の仕方によっては急激に味が落ちてしまう。米は冷暗所で保存するのが好ましいが、夏場はどうしても室温も上がり米の保存には適さない環境になる。
少しでも美味しく食べるのなら冷蔵保存が最適と言える。
この時期は特に食品も傷みやすく、食中毒の危険度も増すが、
安全にそして新鮮なものを美味しく食べるには、食品それぞれの消費期限や賞味期限を理解、意識されることが肝心である。
最後に、重要なことは表示されている保存方法を守ってこその賞味期限であるということをよくよくご理解頂きたい。




