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レポート テーマ『おみくじの常識』


『おみくじの常識』

みなさん、初詣や合格祈願、七五三や縁日、また旅先の寺社などでおみくじを引く機会があるかと思います。
でもその縁起の良し悪しの判断やおみくじの結び方、持ち帰ってもいいのか...など、迷ったことはありませんか?
今回のレポートは、「おみくじの常識」についてまとめてみます。


おみくじの起源
おみくじのルーツをたどってみると、古代、国の祭政に関する重要な事柄や後継者などを選ぶ際、神の意志を占うためにくじ引きをすることがあり、これが現在のおみくじの起源とされています。
以後、鎌倉時代初期から参詣者個人の吉凶を占うためにおみくじが引かれるようになりました。


奉製
おみくじは各寺社で奉製する場合もありますが、全体の約7割は山口県周南市にある女子道社によって奉製され国内外に納められています。


おみくじの縁起の良い順番
おみくじには縁起の良い順番というものがありますが、大吉と中吉だったら大吉のほうが縁起が良いということが分かりますが、小吉と末吉のようになると分かりにくいものです。
寺社によっておみくじの内容も様々あるそうですが、一般的には7段階から12段階程に分けられているところが多いようです。
○7段階の場合の縁起の良い順番
大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
○12段階になっている場合の縁起の良い順番
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
「陰陽道」に於いての考え方に、大吉や大凶はその逆に転じやすいという説があります。
これは、「陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず」という言葉に由来し、吉であっても気をつけること、凶であっても用心して誠実に事にあたれば必ず御加護があるということだそうです。
このことからも、大吉を引くまでおみくじを引き続けるなど、何度も占いなおしたりすることは無意味で、かえってバチ当たりな行為ということになります。


引いたおみくじはどうするのが良いのか
寺社によって見解が異なるようですが、吉凶にかかわらず記されている教訓を戒めるつもりで持ち歩き、後にお礼を込めて納めるものとするところと、良いおみくじは持ち帰って後日境内に結びつけ、良くないおみくじは境内に結びつけ、凶をとどめて吉に転じるようにご加護をお願いするものとするところの二つが主なようです。


おみくじを結びつける意味
おみくじには神様や仏様からのありがたい教えやパワーが秘められているので、持って帰るにしても決して粗末に扱ってはいけません。持ち帰る場合でも、後に境内に結びつけなければなりませんが、必ずしもおみくじを引いた寺社でなくとも良いそうです。つまり、神様や仏様との縁を結ぶためという意味があります。
また、おみくじを木々の枝に結ぶのは、木々から湧き出る生命力にあやかり、願い事がしっかり結ばれますように、
という祈りを込めるという意味があるそうです。
近年、木々に結ぶと木の生育が悪くなったり傷めてしまうため、2本の木の間に縄を張って用意している寺社もあります。
ちなみに、凶のおみくじを利き腕と反対の手で結べつければ、困難な行いを達成することによって凶が吉に転じるという説もあります。

おみくじの常識についてご理解頂けたでしょうか。
おみくじは吉凶よりも、神様や仏様からのメッセージや教えが細かく記されている内容が重要なのだそうです。
運を逃さぬよう、おみくじの常識をふまえたうえで引いてみてください。


大木 知良

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