
みなさん、奥歯にかかる力ってどれくらいだかご存知でした?
寝ているとき、食事をしているとき、思い荷物を持つときなど、想像以上の力がかかっていたんです。
歯を食いしばる行為は、寝ている時にも起きている時にも、ほとんどの人が無意識にしている行為です。特に奥歯には、知らず知らずのうちに強大な力が加わってしまうため、奥歯の寿命が短い要因の一つとされています。
通常の食事で奥歯にかかる力は10〜20kgくらいといわれていますが、一日の食事にかかる力を合計すると400Kg以上もの力がかかっているといいます。
睡眠中でも無意識に歯を食いしばることで、50Kg以上もの力が加わっているともいいます。
皆さんの中でも、重い荷物を持ち上げたりする瞬間に、つい歯を食いしばってしまう方は意外に多いのではないかと思いますが、ちなみに、この歯の食いしばり効果に関する研究結果によれば、全身の筋力を瞬間的に増強させるテクニックの一つであることが証明されています。
ただ、歯の食いしばり効果は手足のどこか一部の筋力だけをアップさせるのではなくて、手足や体幹といった全身のあらゆる筋力を同時にアップさせてしまう働きがあるのだそうです。
スポーツをする人としない人との奧歯を比較してみると、スポーツをする人の歯は、瞬間的にかかる力と間断のない緊張などから、ダメージを受けやすくなっているといいます。
スポーツの種類によっても奧歯にかかる力の差は異なりますが、プロ野球選手やプロゴルファーは瞬発的な力を出すために、エナメル質がすり減り、奥歯がかけてしまうこともあるそうです。
そのため、歯に衝撃が伝わるのを防ぐためにプレー中にマウスピースを着用したり、オフシーズンになると歯医者に通って、歯のケアをしっかりする選手も多いということです。
「歯を食いしばって頑張る」という言い方があるように、私たちは力を出すときには奥歯を食いしばります。時に奥歯には体重の数倍の力がかかってしまうこともあるとか。
食事をすることや運動能力のためだけでなく、このご時世、踏ん張って強く生きていくためにも、奥歯には十分なケアを心掛けましょう。
羽賀 大治
| 2011年10月16日更新 | ||
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